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湿地保護に効果、万羽を越える渡り鳥が北京で越冬

北京の温楡河などの湿地で、一万羽を越える渡り鳥が長距離の渡りの苦労を望まず、北方越冬を選択した。

近年、北京の湿地保護に対する取り組みは年を追って向上している。2006年12月31日、北京の観測ステーション89カ所で計972.5万羽の野生鳥類が野鴨湖、漢石橋などの湿地自然保護区に生息しているのが観測された。内訳は雁鴨類285.5万羽、シギ類5.9万羽、サギ類8.9万羽、小鳥類671.3万羽、猛禽類0.9万羽である。北京愛鳥養鳥協会の統計によると、1988年以降、北京市の湿地に生息する鳥類は104種類に増えている。

北京市政府は1996年度に拒馬河、懐沙河、懐九河水生動植物湿地自然保護区、1999年には野鴨湖、金牛湖、白河堡湿地自然保護区、2005年には漢石橋湿地自然保護区の設立を認可している。現在、北京市が設立した湿地自然保護区は6カ所、総面積2.02万ヘクタールである。密雲貯水池湿地も中国の重要湿地目録に登録されており、翠湖湿地も建設部が認可した国家クラス都市湿地公園である。

水資源は湿地の魂であり、水体汚染を防止し特に懐柔貯水池、密雲貯水池など主要な飲料水水源を保護するため、北京は長期にわたって封山育林、減反造林、植樹緑化、水源保護林プロジェクト、生態環境の整備を実施してきている。工業企業の「三廃」排出の厳格な規制、鉱山採掘の禁止、スラグ、廃石、廃水などの無規制排出の減少、農薬と化学肥料の水源に対する汚染危険の軽減、河川上流における汚染源規制、防止、水資源最適化配置、用水構造調整、現代化節水技術の推進、水資源利用効率向上などの保護措置を実施している。

2000年、北京市林業局は国家林業局の統一手配に基づいて、主要湿地資源の調査を完了し、翌年から湿地資源観測、評価研究を開始している。

湿地保護区の設立により、北京の温楡河、野鴨湖などの湿地の生態環境が大きく改善され、この地に定住する鳥類が著しく増加している。専門家はナベコウ、クロヅル、アオサギ、ゴイサギ、アカガシラサギなどの重要湿地鳥類が北京湿地保護区に生息し、越冬しているのを発見している。

「チャイナネット」2007/02/28

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