デンマークの首都コペンハーゲンで24日、アジア欧州会議(ASEM)第3回環境相会合が開幕した。会期は2日間。今会議のテーマは「気候変動と持続可能なエネルギー」。アジア・欧州から37カ国が参加したほか、欧州委員会の環境担当委員・代表が出席した。
中国国家環境保護総局の周建副局長は同会議で、中国政府が気候変動とエネルギー問題を非常に重視していることを指摘した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
周副局長は「環境保護による経済発展の促進に関する中国の政策と実践」と題するスピーチのなかで、「中国政府は経済発展に力を入れると同時にエネルギー利用効率の向上、再生エネルギー・新エネルギーの発展に力を入れている。また、植樹や造林による森林の二酸化炭素吸収能力の増強、クリーンエネルギーの発展プロジェクト、気候変動に対応するための政策・法規の強化などで成果をあげており、温室効果ガスの排出抑制やエネルギーの持続可能な利用に積極的な貢献を果たしている」と述べた。
周副局長はまた、▽「第11期五カ年計画(2006~10年)」期間中に中国政府が行うエネルギー節約・汚染物質排出減少をめぐる措置▽汚染抑制政策の、温室効果ガス削減への効果▽経済構造・エネルギー構造の調整▽経済成長モデルの転換▽環境保護による経済発展の促進――などについて紹介した。
「人民網日本語版」2007年4月25日