国務院の温家宝総理は5月30日、国務院常務会議を招集した。会議では「気候変動に対応する中国の国家プラン」が審議され、公布することが決まった。
2年間にわたってまとめられた同プランには、▽中国の気候変動の状況と、それへの対応努力の回顧▽気候変動の中国への影響と挑戦の分析▽気候変動に対応する指導方針と原則、目標および関連の政策・措置の提起▽気候変動のいくつかの問題に対する中国の基本的立場と国際協力の必要性の説明――などが盛り込まれている。
会議では、気候変動の対応に際し堅持する5つの原則が強調された。
(1)持続可能な発展の枠組のもとで、気候変動への対応を堅持する。
(2)「共同であるが区別のある責任」という考え方を堅持する。
(3)減速と適応を共に重視する方向を堅持する。
(4)総合的管理を堅持する。
(5)幅広い協力を堅持する。
世界的な気候変動への対応は国際社会が直面している大きな挑戦であり、世界各国の共同努力にかかっている。
「人民網日本語版」2007年6月2日