今年4月11日から13日の温家宝総理の訪日で、中日両国は「環境保護協力の一層の強化に関する共同声明」を発表した。中日「21世紀中国首都圏環境緑化モデル拠点」共同事業は、まさにこの大きな背景の下で、第3期活動計画の始動を決定したのだ。
中日双方は協力を継続し、トヨタ自動車が1100万元を提供して、3年で500ヘクタールの植樹を行う。河北省豊寧満族自治県に「21世紀中国首都圏環境緑化交流センター」の共同建設も計画している。同センターは、関係研究機関と現地林業部門が、華北の乾燥地域で農業・環境保護技術を普及し、新しいタイプの農民と農業科学技術者、発展途上国の環境保護技術者を育成するための拠点、また中日両国の10年間の協力の成果を展示する窓口、青少年向けの環境保護PRと科学普及の拠点となる予定だ。
第1期、第2期活動中には、日本の地球緑化センターの高橋成雄理事長が日本緑化ボランティアを、トヨタ自動車の稲葉良睨(いなば・よしみ)副社長が自社従業員を何度も組織し、計千人以上を豊寧の植樹活動に派遣した。第3期活動開始2日目の5月26日にも、稲葉副社長率いるトヨタ自動車の環境保護ボランティア約100人が、新たな希望を代表する1本1本の苗木を豊寧の地に植える姿が見られた。日本の有識者の力強い支援の下、将来の豊寧の生態環境は、さらにすばらしいものへと変わるに違いない。
「人民網日本語版」2007年6月5日