国家環境保護総局環境プロジェクト評価センターが、青海省とチベット自治区を結ぶ青蔵鉄道の環境保護について複数の技術研究所と共同で行った住民調査で、チベット族の満足度が96.9%に達したことが分かった。
総局によると、青蔵鉄道のゴルムド・ラサ区間の建設にかかわる環境保護状況を全面的に理解するため、環境プロジェクト評価センターは鉄道科学研究院や中国科学院動物研究所、チベット自治区環境監視測定中心ステーションなどの技術研究所と1年かけて、同区間の各環境保護措置や効果について全面的な調査と監視・測定を実施した。
総局によれば、青海とチベット両省の住民調査で、同区間の環境保護に対する満足度は93.6%、チベット族の間では96.9%に達した。
ゴルムド・ラサ区間は青海・チベット高原の腹部に位置し、全長1142キロ。海抜4000メートル以上は960キロ、凍土地帯は550キロで、世界で海抜が最高で最長の高原鉄道。沿線にはココシリや三江源、スリンツォの3つの国クラスの自然保護区や、多様で広大な面積の湿地帯が点在している。
写真:青蔵鉄道沿線にあるスリンツォ自然保護区。
「チャイナネット」2007年6月12日