国家林業局・風砂対策弁公室の依頼を受け、北京師範大学中国砂漠研究センターはこのほど、北京・天津における2000年から2005年までの風砂対策工事の効果に評価を下した。同センターは、北京・天津風砂対策工事は、環境改善に効果があり、周辺地域の社会と経済の中・長期的発展に大きく貢献するものだとした。また工事区域の「2005年地域社会経済の持続可能な発展指数」は2001年時より22%上昇し、この上昇のうち4割は工事によってもたらされたものだと判定した。
評価報告によれば、工事区域の2005年の植被率は、2001年時より12.1%上昇し、荒野、草原以外の平均植被率は10.5%から20.4%まで上昇した。2005年の植物の二酸化炭素吸収量は2001年時より10.1%(3917万トン)増加した。
「人民網日本語版」2007年7月19日