日本の建築家の坂茂氏の設計による、フランス南部のガルドン川にかかる「紙の橋」がこのほど一般公開された。
環境保全、建築物軽量化の設計理念の下で、この橋の原材料のほとんどはリサイクル可能な紙である。橋の階段は紙とプラスチックの材料で作られ、橋脚は砂で満たされた木造の箱であり、橋の重量はわずか7.5トン。
「紙の橋」であるとはいえ、強度はばかにできない。一度に20人が通過することが可能であるといわれている。ただし、雨には弱いため、フランスが9月に雨季に入ると、この橋は撤去されることになるという。
写真は建築家の坂茂さんと「紙の橋」。
「チャイナネット」2007年7月30日