長江上流地域ではさいきん、立て続けに降雨に見舞われ、7月30日8時、三峡ダムに流れ込む増水の流量は51000立方メートル/秒に達し、三峡ダム一帯では、急速に増水している。これをうけ、長江洪水制御総指揮部は調節の指令を発し、中国三峡会社に対し、30日12時から、流量を48000立方メートル/秒に調整するよう命じた。これにより、14年間を費やして建設された三峡ダムは初めて洪水制御の機能を発揮し、長江の中・下流地域のために増水をせき止めることになった。
写真は貯水量調節のため水門を開いた三峡ダム。(7月30日撮影)