全国政治協商会議の劉延東副主席は26日、「2007年庫布其(クブチ)国際砂漠フォーラム」に出席し、「共同の庭園、共同の責任」と題したあいさつを述べた。主な内容は次の通り。
荒地化・砂漠化の防止と改善は人類が直面する厳しい課題で、各国の協力と社会各界の共同参加を必要としている。中国は荒地化・砂漠化の防止と改善を、自然環境の改善として位置付けており、生存空間と発展空間を広げ、社会の持続可能な発展という戦略を実現するため、責任感の強い民間経済人らが政府の呼びかけに応じている。山を立ち入り禁止にしての育林、耕地の森林化、牧地の草原化などの措置が徐々に実施されており、荒地化・砂漠化の全体的な拡大はひとまず食い止められた。人工による沙漠の後退、荒地や砂漠の緑化などという喜ばしい現象も見えつつある。
世界の各国が交流と互恵協力を強化し、各級政府が注目してサポートし、社会各界が積極的に参与して共に努力しさえすれば、荒地化・砂漠化の効果的な防止と改善、人と自然との共生が必ずや実現でき、青い空と緑の大地がある幸せな庭園を、子孫たちのために必ずや作り上げることが出来る。
「人民網日本語版」2007年8月27日