四川省には今年、ジャイアントパンダの「ベビーブーム」が到来した。2月24日に「吉ニ」が季節外れの出産をして以降、今年は過去最高となる合計21頭の赤ちゃんパンダが誕生している。中国新聞社が伝えた。

  四川省臥竜自然保護区の中国ジャイアントパンダ保護研究センターで24日、今年7歳になる「竜欣」が双子を出産した。同センターでは今年、メス5頭が出産したが、これに雅安碧峰峡基地の「綿竹」、米サンディアゴ動物園の「白雲」、オーストリアのシェーンブルン動物園にいる「陽陽」を合わせると、メス8頭が子ども12頭を産んだことになる。成都ジャイアントパンダ繁育研究基地でもメス5頭が子ども9頭を産んでおり、四川省に所属するパンダの今年の出産数は13回・21頭に上った。

  さらに臥竜と成都の両地では、まだ数頭がお産を迎えているという。専門家は、両地では今年中に、さらに3～8頭が出産するとみている。

  「人民網日本語版」2007年8月27日