甘粛省砂漠整備研究所のデータによると、中国で6番目に大きい庫姆塔格（クムターグ）砂漠が、毎年1～4メートルずつ東方向に侵食し、歴史文化の都市・敦煌に接近していることがわかった。ゆっくりと移動する砂丘により、この地域の交通・牧草地帯・耕地・文化遺産の安全性の問題が深刻化している。敦煌市では、生態系の危機を緩和しようと、「水利プロジェクト」を通じて、用水方法や用水制度の改善による節水型社会の建設を推進している。１年間で、敦煌の地下水取水量70％に相当する7038万立方メートルの節水が実現可能だとしている。 

  ｢人民網日本語版｣2007年11月6日