中国湖北省神農架山地に生息するキンシコウ(金絲猴)には餌となる食物が172種類以上あるが、冬場は餌が少なくなる。研究者は、餌以外の食物を与えることを試み、5カ月かかって、リンゴを好んで食べるようになった。この人工餌付けの成功は、四川キンシコウの保護に役立つだけでなく、中国における稀少な野生動物の保護と研究を進める重要な突破口となる。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
神農架のキンシコウは四川キンシコウの亜種で、体はとても大きく、金紅色の毛がキラキラしている。海抜1800メートル~2400メートルの高山で生活し、清らかな泉水を飲み、葉や果実を餌とし、清潔な環境を好む。
「人民網日本語版」2007年11月5日