広東省深セン市の気象台は5日、気象災害防止のための気象レーダー塔の使用を正式に開始した。市の250キロ以内で発生した、災害を引き起こす恐れのある気象現象は今後、レーダーによって即座に発見することができる。また、人工衛星から送られてくる情報を常時キャッチし、各種気候観測に必要なすべての情報を手に入れることができる。「南方日報」が伝えた。
市気象台ではこれから、人々の役に立つ天気予報と、災害誘因となる天気や気象災害に対する警報を、毎日絶え間なく発表していくとしている。レーダーは6分間に一度、全方向をスキャンするようになっており、強い雷雨の発見率は96%という。
レーダー塔はまた、デジタル気象映像を制作する能力を持っており、内部に備えられた100平方メートルほどの放送室で、各種の気象番組を制作することができる。レーダー塔は光ファイバーでテレビ局とつながっており、制作された番組はそのままテレビで生放送ができる仕組みだ。
「人民網日本語版」2007年11月7日