中国とEU・欧州連合が共同で行っている生物多様性プロジェクトの重慶プロジェクト弁公室によると、中国とEUは、重慶市の大型不動産開発に当たって、生物多様性モデル保護区を建設するという。

このモデル保護区は、敷地面積が60ヘクタールに達し、天然の渓流や湖、山地公園が含まれている。建設に当たって、EUは技術支援と一部の資金援助を行う。この保護区の建設は、中国の都市建設が急速に進んでいる中で、人間の居住環境と生物多様性保護のバランスを取ることを目指している。

この保護区は、中国唯一の都市部における生物多様性保護区となり、今年末までに一般に開放される見込みだ。

｢中国国際放送局　日本語部｣より2008年8月29日