長沙市は27日、この夏で最も熱い日を迎えた。長沙市の最高気温は42.3℃、都市部の最高気温は41.7℃に達した。都市部での41.7℃という気温は、「火炉(かまど)」と呼ばれている中国のいくつかの都市の中で最高気温であるだけでなく、全国の省政府所在都市の中でも最高となっている。「瀟湘晨報」が伝えた。
「火炉(かまど)」とは、酷暑の都市に対して使う別称で、科学的には35℃以上の高温の日の多さによって一つの都市の暑さの程度を測る指標だ。1年で最高気温が35℃を上回る日が20日以上に達し、かつ40℃以上の高気温が出現する場合、このような都市を「火炉」と呼ぶ。長沙市はここ数日気温の上昇が続き、27日の全市の最高気温は42.3℃、都市部の最高気温は41.7℃に達し、まさに名実共に「火炉」と呼ばれる状態になっている。
27日の武漢の最高気温は37℃、重慶の最高気温は37.3℃、南京の最高気温は34℃で、長沙の最高気温はこれら「3大火炉」の都市と比べても高い。
経済の急速な発展や自動車価格の値下がり、ライフスタイルの変化に伴い、ますます多くの人が外出の足として自動車を購入しているのに加え、エアコンが普及し、これらはいずれも大気へ熱を排出している。都市は人口や建築物、道路が密集し、コンクリートやアスファルトが太陽光を放射して気温を上昇させ、熱の分散が遅いため、都市の温度はしだいに上昇し、ますます多くの「火炉」都市が出現している。長江の緯度の地域にある重慶、武漢、南京、長沙、杭州、南昌、上海の7都市が、夏の酷暑の時期の新たな「7大火炉」と呼ばれるようになっている。
「人民網日本語版」2008年7月29日 |