コペンハーゲンで開催中の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)は16日、公式の閣僚級会合に入った。「国連気候変動枠組み条約」長期協力行動計画の最新改訂版は現地時間午前11時に発表される予定だったが、各国間の溝が大きく、本記事出稿時点では、まだ発表に至っていない。
残り時間はわずかだが、一連の核心的議題において、各国間に依然大きな論争がある。各国の立場の調整を進め、交渉を加速するため、16日午前にデンマークのラスムセン首相がヘデゴーCOP担当相から議長を引き継いだ。
現在各国代表は、18日の首脳級会合前の合意形成を目指し、交渉に拍車をかけている。先進国は絶えず圧力を加えており、中国、インド、ブラジル、南アフリカの「BASIC」4カ国は15日、共同で発展途上国の利益を守るため、態度を表明した。
現地時間15日午後には閣僚級会合の開会式が行われ、国連の潘基文事務総長、デンマークのラスムセン首相、英国のチャールズ皇太子らが出席した。潘事務総長は「先進国が発展途上国に気候変動対策の資金支援を提供することが、COP15の成功の鍵だ」と指摘。さらに、工業国のより野心的な中期排出削減目標の制定など5つの面から着手し、合意形成を目指すことを提言した。
「人民網日本語版」2009年12月17日 |