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japanese.china.org.cn |23. 07. 2022

無人区の羌塘で生き続けるチルーたち

タグ: 羌塘 チルー
中国網日本語版  |  2022-07-23


 羌塘国家級自然保護区は西藏自治区北部に位置する。ここには広く分布する湖沼、尽きることなき草原、真っ白な雪山と氷河があり、さらにはさまざまな種類の野生動植物が生息している。

 

 チルーはこの高原を移動し、集まり、生息し、子を養う。この無人区で命の奇跡をつないでいる。

 

 夏はチルーの出産シーズンだ。雌のチルーは雄に守られ、各地から羌塘草原の奥深くに向かう。出産・育児の全期間に渡り、雄が周辺を厳重に警戒する。戻る時には数千頭のチルーが集団で移動し、力強く壮大な風景になる。

 

 西藏自治区は2018年に、極高標高地域の生態移転計画の実施を決定した。現地の人々の生活問題と高原の草原の退化という問題を解消すると同時に、より良い生存空間を野生動物に返す。

 

 生態環境の保護の強化に伴い、西藏域内の一部の高原に固有の希少野生動物の数が近年、大幅に回復している。チルーは5万頭から約30万頭に増加し、保護レベルがすでに絶滅危惧から準絶滅危惧に引き下げられている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月23日



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