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日中合作映画『夢の壁』北京で制作会見
発信時間: 2009-03-15 | チャイナネット

 

日中共同制作映画『夢の壁』の制作記者会見が13日午後、北京で開かれ、張加貝監督、テレビドラマ『おしん』で知られる小林綾子さんをはじめとする出演者、原作者も顔をそろえた。

この映画は、芥川賞受賞作で加藤幸子氏の自伝的な同名小説が基になっており、第2次世界大戦後の北京を舞台に、日本人の少女と中国人の少年との心のふれあいを描くものだ。加藤氏によると「これまでに何度か映画化の動きがあったが、18年にわたり日本で生活する中国人映画監督・張加貝氏の熱意でようやく制作に至った」という作品だ。

「人と人との間の壁、中国と日本の間の壁を取り払って、相互理解が促せる映画にしたい」と張加貝監督は映画に注いだ思いを語った。

左:張加貝監督 右:原作者の加藤幸子氏

小林綾子さんは中国でも「おしん」の子供時代を演じた少女として知られ、「中国の人たちに大きくなった姿を見てもらいたい」と話し、また「この作品は、子供の目を通して中国と日本の関係を描いた作品で、スケールも大きく、しかもいろんな見方ができる作品」と語った。また、主人公の佐智役を演じる佐々木麻緒ちゃんは、中国では初めての撮影に不安はあったものの、中国側のスタッフからもとても親切にしてもらって嬉しいと話していた。中国語もわずか2週間で、流ちょうな発音で挨拶できるまでになった。佐智の友達の午寅役を演じる要丁楠くんは、河北省の農村に住む小学生の中から選ばれた少年で、日本人と会うのも生まれて初めてだったが、撮影はとても楽しいと話していた。佐智の父親役の風間トオル氏は「日本と中国では仕事の進め方も違うし、ディスカッションしながら毎日撮影している。撮影期間は短いので、もっと回数が増えれば日中の合作がスムーズに行えるのでは」と話していた。

映画は今月末に北京での撮影を終えるとクランクアップすることになっており、劇場公開は今年の秋を予定している

「中国国際放送局 日本語部」より 2009年3月13日

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