政 治 体 制
国務院
中華人民共和国国務院、すなわち中央人民政府は、最高国家権力機関の執行機関であり、最高国家行政機関である。国務院は総理、副総理、国務委員、各部部長、各委員会主任、会計検査長、秘書長によって構成される。国務院総理は国家主席が指名し、全国人民代表大会の決定を経て、国家主席が任免する。国務院のその他の構成員は国務院総理が指名し、全国人民代表大会またはその常務委員会の決定を経て、国家主席が任免する。国務院の任期は五年で、その構成員の留任は二期を超えてはならない。
国務院は総理責任制を実施し、各部と各委員会は部長・主任責任制を実施している。国務委員は対外事務の中で、総理の委託を経て、総理の代行として重要な活動を行うことができる。会計検査長は責任をもって国家会計検査署の活動を指導し、国の財政収支状況に対し、会計検査と監督を行う。国務院秘書長は総理の指導のもとで、責任をもって国務院の日常活動を処理し、国務院弁公庁の活動を指導する。
国務院は責任をもって党の方針、政策および全国人民代表大会で採択された法律、法令を貫徹、実行し、十二億の人口を擁する中国の内政、外交、国防、財政、経済、文化、教育などの事務を管理する。
現行の憲法は国務院に広範囲の職権を与えている。これらの職権は概括して言えば、行政立法権、法案提出権、行政指導権、経済管理権、外交管理権、社会管理権および全人代とその常務委から委託、授与されたその他の職権がある。
国務院総理朱鎔基
国務院副総理李嵐清、銭其しん、呉邦国、温家宝
国務委員遅浩田、羅幹、呉儀(女)、イスマイル・アマット(ウイグル族)、王忠禹
国務院秘書長王忠禹(兼)