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新疆、中国のパルプ生産基地に

 

新疆ウイグル自治区の産業計画によると、「第十次五ヵ年計画」期(2001―2005年)末までに、同地は中国の重要なパルプ生産基地になる、ということである。

水問題の解決につれ、カラマイ地区で長年準備作業が続けられてきた植林・製紙一体化産業が今年順調に滑り出した。その目標は、10年間に100万ムー(訳注:1ヘクタール=15ムー)の土地を開発し、製紙工業原料用として100万ムーの植林をするとともに、年産100万トンのパルプ工場をつくりあげることである。

現在、新疆はパルプ生産の協力パートナーを探している。その中にはイリ林紙発展有限公司の50万トンの植林・製紙一体化パルプ工場、パルプ原料としての早生林植林プロジェクト、アクスゥ地区の植林・製紙一体化プロジェクトなどが含まれている。

これらのプロジェクトが実施されたら、新疆ウイグル自治区のパルプ年間生産能力は、中国の現在のパルプ輸入量の2倍に相当する300万トンに達する、と予測されている。

 「チャイナネット」 2001年7月26日