このほど、中国の六都市の社会消費財小売総額を主な研究対象にした初の商業調査が行われた。統計データによると、2004年には、北京、上海、広州、天津、武漢、重慶など六都市は約20%の消費市場シェアを占め、この六都市の社会消費財小売総額は9289.65億元に達することが明らかになった。
2004年に、上海は2454.61億元の消費財小売総額で中国大陸部の商業でのリードする地位を保っている。2004年の上海消費財小売総額の伸び率は10.5%となり、これは1999年以来初めての10%以上の伸び率となった。「それは平均13.3%の伸び率より低いが、巨大な消費総量を示すものであり、全国の商業をずっとリードしている上海の消費市場にとって、10%以上の伸び率といっても容易なことではない。2004年における上海の新興消費市場の消費総額は200億元の大台を突破し、234億元も達した。この巨大な潜在力のある新興市場はより多くの投資をひきつける同時に、上海における商業分野の競争を白熱化させることになろう」と専門家たちは語っている。
2004年の北京の年度社会消費財小売総額は初めて2000億元を上回り、14.4%の高い伸び率で上海に次ぐものとなっている。また、天津の社会消費財小売総額も1000億元の大台を突破したため、中国大陸部で社会消費財小売総額が1000億元を上回った都市はすでに4つとなっている。
「チャイナネット」 2005/02/05