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劉敬民北京市副市長 北京五輪には十分な資金を確保

先般、北京で開催された「フォーチュン」フォーラムのスポーツ円卓会議の席で、劉敬民北京市副市長は「現在、北京五輪への準備作業は円滑に進んでいる。国内外企業7社が北京五輪のオフィシャルパートナーとなり、北京五輪を協賛してくれるIOCのワールドワイドパートナーはすでに11社に達するに至った。北京五輪は十分な資金を確保している」と語った。

劉敬民副市長は「北京五輪の競技施設のプロジェクト工事はスムーズに進んでおり、年内、すべての新たな競技場が着工されることになる。北京五輪とパラリンピックの諸作業には実質的な発展が見られ、専門人材の選抜、競技スケジュールの確定、競技およびトレーニング情報の発布、パラリンピック組織機構の充実化などは円滑に進んでいる。北京市の関連部門は交通、安全保障、宿泊、医療・衛生などの五輪向けの社会サービスを着実に促し、当面、交通の協調・指揮システムが開設されており、今後は北京五輪の交通モデルの企画・設計に力を入れることになっている。また、『北京五輪安全保障の初歩的な戦略企画』、『北京五輪セキュリティー・リスクの評価企画』も作成されており、五輪開催期間の宿泊施設については88のホテルとの間で取り決めに調印し、20ヵ所の五輪指定病院と2008年北京五輪ドーピング検査センターも明確にされた。それ以外に、北京市は五輪技術システムの整備、財務マネジメント、知的所有権保護などの分野で国内の仕事を進めている。現在、さまざまな企画・準備がトータルに展開されている」と語った。

都市部インフラ整備について、三年来、都市部の鉄道、第五環状道路、動物園交通センター、南部の中枢快速公共交通ラインなどの重点プロジェクトがすでに完工し、使用されることになった。数本の軌道交通幹線、大型枢軸、高速道路も建設中である。歴史・文化の名所としての北京の姿を存分に示すため、北京市政府は文物と古跡の保護を強化し、文物保護のために年間1.2億元を投入し、数百ヵ所の古いフートン(露地)と四合院(平屋式住宅群)がありし日の姿を取り戻した。明の城壁、永定門の城楼などの古跡も往時の姿を取り戻している。北京パラリンピックを成功裏に開催するため、北京市は都市部におけるバリアフリープロジェクト工事を重視し、体の不自由な人々の情報交流、交通、居住のために多大な努力を払っている。三年来、北京市は公共サービス施設、都市部道路及び一部の観光名所のバリアフリー改造に累計6億元を投入し、目の不自由な人のための専用道路、スロープのある交差点、バリアフリー横断歩道橋、目の不自由な人のための横断歩道に設置される音響設備など、バリアフリー施設はすでに北京市の主な市街区に分布することとなった。公共交通、地下鉄、空港などの交通施設におけるバリアフリー改造もトータルに推し進められている。

劉敬民副市長は「北京五輪の開催期間には、6-8万人のボランティアが直接にサービス活動に参加すると予測されている。ボランティアのサービスは五輪開催にとって必要な要素である。北京ボランティア協会はすでに『北京市青年ボランティアの五輪活動企画』を作成しており、北京オリンピック組織委員会と北京市の関連部門は6月初めに五輪ボランティアの始動式典を開催する」ことを明らかにした。

「チャイナネット」 2005/05/18

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