サント・ロセー修道院は主に修道院の建物と聖堂からなり、中庭と外庭のある修道院である。正門は三巴街に設けられ、聖堂の入口とは54階の花崗岩の階段でつながっている。修道院はイエス会士が1782年にこの土地を入手してから30年を経て次第に築き上げたものであり、最初は2階建てであったが、追加工事を経て今日の3階建てのものになった。そのうち、建物はかつて1903年、1953年と1995年に修繕されたことがある。建物は主に黒いレンガを建材とし、建物全体の設計は簡単で弾力性があり、装飾的な線も多くはない。聖堂は1746年に築造が始まり、1758年に完工し、華麗なバロック建築物の風格でその名が知られている。メーンの堂のサント・ロセーの肖像が祭られている祭壇内の2組4本の金製の葉を施したらせん状の柱は最も特色のあるものであり、柱の上部の形態がユニークで、聖堂の風格を突出した形で具現している。修道院は1998年から全面的な修理に着手し、1999年に完工した。
「チャイナネット」2005年5月