中国を侵略した旧日本軍への従軍経験を持つ元兵士・本多立太郎さん(91)が19日午前、北京の盧溝橋を訪れた。本多さんは、長い歴史の波乱の中で表面が凸凹にすり減ってしまった橋を、ゆっくりと渡った。橋の中央に差し掛かったとき、本多さんは突然ひざまずき、南西の方向に向かって黙って頭を垂れた。これは60年余り前の戦争で犯した罪に対する、本多さんから中国の人々への謝罪だ。
「人民網日本語版」2005年5月20日