国家林業局宣伝弁公室の曹清尭主任(報道官)は1日午前、国務院台湾事務弁公室が行った記者会見で、中国大陸部から台湾へ贈るジャイアントパンダ2頭を現在、四川省で選んでいることを明らかにした。パンダの名前は公募するという。
中国共産党中央台湾工作弁公室の陳雲林主任は5月3日、大陸部が台湾にパンダ2頭を贈ることを明らかにした。曹主任は「このニュースが発表された後、台湾の同胞から幅広い称賛を受けた。パンダは中華民族の宝であり、両岸の人々から愛されている。パンダをできるだけ早く宝の島である台湾に上陸させることが、台湾の同胞の願いであり、大陸の同胞の台湾の同胞に対する友情と善意でもある」と表明した。現在、パンダを贈るための作業がすでに始まっているという。
曹主任によると、台湾に贈るパンダは、選択肢の最も豊富な四川省臥龍ジャイアントパンダ研究センターから選ばれる。同センターで人工繁殖・飼育されているパンダのうち、1歳半から4歳までの繁殖能力を持つ活発でかわいらしいパンダから、遺伝学など総合的な相性の良い雄雌のペア選ぶ。決定後、パンダの名前を公募する予定。パンダに幼名と成体名(いずれも漢字2字)をつけるこれまでの慣習に習い、大陸で幼名を、台湾で成体名を募集する。
「人民網日本語版」2005年6月2日