北京オリンピックボランティアプロジェクトが5日スタートした。国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長と共産党北京市委員会書記兼北京オリンピック組織委員会主席の劉淇氏が共にこのスタート式典に出席した。
ロゲ会長は式典で挨拶し、「ボランティアは真のオリンピック親善大使である。彼らにはオリンピックの精神を広め、そして世界各地からきた選手たちに公平かつ安定的な協議環境を提供するという共通の理想がある」と述べた。
また、北京オリンピック組織委員会の劉淇主席は、「中国のボランティアは世界各地からのボランティアと共に、共同の行動でオリンピックの精神を広め、オリンピックに中国の風格をもたらし、独特な精神的遺産を残すだろう」としている。
北京オリンピックボランティアプロジェクトのスタートを祝うため、国連のアナン事務総長も当日祝賀のメッセージを送ってきた。その中で、アナン事務総長は、「北京オリンピックは、ボランティアに対する認識及びボランティア事業の発展にこれまでになかったきっかけを提供することになる。全てのボランティアの努力の下で、2008年北京オリンピックが成功裡に行われるよう願っている」としている。
そのほか、中国国家体育総局局長兼北京オリンピック組織委員会の実行主席である劉鵬氏は、5日、北京でロゲ会長と会見した。ロゲ会長は、その際、2008年北京オリンピックは必ず成功を収めると信じていると表明した。
「CRI」より2005年6月6日