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建設部、水汚染防止整備事業の状況を説明

建設部の関係指導者は7日、国務院新聞弁公室で開かれた記者会見で重点流域、地域にある都市での水汚染防止整備事業状況について説明した。以下はその主な内容。

国務院が認可した重点流域水汚染防止整備に関する「十五」計画(第10次5カ年計画・2001〜2005年)に基づき、建設部は主に都市部の汚染・ごみ処理プロジェクトの運営に対する指導と監督を強化する責任を担うことになった。

そのため建設部は、重点流域都市水汚染防止整備指導グループと弁公室を発足させ、関係機関や専門家を組織して数回にわたり淮河や太湖、海河、三峡ダム地区、「南水北調」(南方の水を北方に送る)プロジェクトの水流入地区など重点流域、地域にある都市での汚水・ごみ処理状況について調査・検査・指導を行い、総合的な見直し案を提起した。また重点流域、地域にある都市での汚水処理プロジェクト計画に関する組織的な実施と監督・指導システムの研究のほか、都市部での汚水処理プロジェクトの実施・運営管理者の養成システムの研究とモデル策定作業を行った。

重点流域都市部での汚水処理状況

重点流域水汚染防止整備事業は段階的に成果を上げており、建設部の情報管理システムによれば、都市汚水処理プロジェクトは10カ所の重点流域で合計907件にのぼり、設計上の総規模は約4800万トン⁄日である。2005年3月末現在、そのうち22%がすでに完成しており、22%が実施中で、前期作業を実施中のプロジェクトは26%を占める。

淮河流域都市部での汚水処理状況

淮河流域都市汚水処理プロジェクトは合計161件にのぼり、総規模は613.5万トン⁄日である。うち31%がすでに完成しており、31%が実施中で、前期作業を実施中のプロジェクトは38%である。

三峡ダム地区都市部での汚水・ごみ処理施設の建設と運営状況

三峡ダム地区で現在計画中の汚水処理場建設プロジェクトは77件を数え、総規模は424万立方メートル⁄日にのぼり、すでに16カ所が完成し、総規模は42.5万立方メートル⁄日である。現在建設中は12カ所で、総規模は129.5万立方メートル⁄日である。

汚水・ごみ処理施設の運営・管理水準を高めるとともに、建設投資への収益と施設の効率をいかんなく発揮させるため、処理事業の基盤が軟弱で、専門技術や運営・管理・操作要員が不足している状況を考慮しながら、支援を行ってきた。また運営・管理に関する専門会議を開催し、支援の経験について総括するとともに、今後の作業計画を策定した。

「南水北調」沿線都市部での汚水処理場の建設と運営状況

「南水北調」沿線で現在計画中の都市部汚水処理場建設プロジェクトは102件を数え、総規模は467.5万立方メートル⁄日にのぼり、すでに22カ所が完成し、総規模は112.75万立方メートル⁄日である。現在建設中のものは32カ所で、総規模は154万立方メートル⁄日である。すでに完成した汚水処理場の運営によって、沿線部の環境は著しく改善されており、間もなく完成予定のさらに多くの処理場が供用されればより大きな効果が期待される。

「チャイナネット」2005年6月8日

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