中国南部は5月に入って以来、豪雨や冠水、山崩れなどのひどい災害に見舞われた。民政部は今月の10日、被災地の人々の基本的生活を保障するため、8400万元の緊急救援金を繰り出すよう、財政部に相談をもちかけた。
伝えられるところによると、中国南部の大部分の地域はすでに増水期に入り、一部の地域ではひどい冠水、強風やひょう、山崩れ、地すべり、土石流などの自然災害が発生し、人々の生命と財産に甚大な損害をもたらした。災害発生後、民政部はただちに災害救援活動をくりひろげ、救援グループを被災地区に派遣し、被災状況を視察し、被災民を見舞い、災害救援作業を指導した。それと同時に、被災地の関連諸部門の救援活動を協調させ、災害救援における総合的な職能を積極的に発揮した。
被災地に割り当てられた8400万元の救済金の用途は次のように分配されている。江西省には2000万元。冠水による被災防止と回復作業にあてる。福建省には2800万元。豪雨、土石流、地すべりの緊急対策と回復作業にあてる。貴州省には1000万元。暴風やひょう、洪水による災害の応急対策と回復作業にあてる。湖南省には2600万元。洪水や冠水による災害後の回復作業にあてる。これと同時にテント7000を緊急調達し、そのうち福建省に2000、湖南省に3000、貴州省に2000を供与して、被災民の時的避難のためにあてることにしている。
「チャイナネット」2005/06/15