香港で10日午後、「中国抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利60周年記念展覧会」が開幕した。歴史写真300枚余り、貴重な歴史資料100点余りを香港の人々に9日間展示し、中華民族の抗日戦争の歴史を全面的かつ客観的に伝える。開幕にあたり、中央人民政府駐香港連絡弁公室の李剛副主任、香港律政司の梁愛詩司長があいさつした。
▽李副主任
中国の人民による抗日戦争は、世界反ファシズム戦争の重要な構成要素であり、東部における主戦場であった。中国の人民は世界反ファシズム戦争の勝利のために多大な民族的犠牲を払い、重要な歴史的貢献を果たした。歴史を記念するのは、警鐘を鳴らし続けるためだ。今日の世界では、すでに平和と発展が人類社会の2大テーマとなっているが、地域紛争や局地的戦争は絶えず、覇権主義が依然存在し、テロリズムは全人類の安全を脅かしている。とりわけ戦後の日本では、軍国主義の亡霊が消えていない。われわれは強い警戒心を抱き、歴史の悲劇の再演を防がなければならない。
▽梁司長
抗日戦争の終結から60年が経つが、戦争がもたらした傷跡は永遠に磨耗させることはできない。展覧会は香港市民に、感動すべき貴重な歴史写真・歴史資料を見る機会を与え、かつて戦火を経験した人に歴史を振り返らせ、戦火を経験していない青年には歴史を理解させる。活動を通じて歴史知識を増やし、人類にとっての世界平和維持の重要性を理解することができる。
「人民網日本語版」2005年8月11日