寧夏回族自治区の銀川市で開催された全国水土保持会議の報告によれば、第10次五カ年計画期(2001~2005年)に中国は減反樹林回復1.3億ムー(15ムーは1㌶)、禁牧草地回復1.9億ムーを達成した。
減反樹林回復プロジェクトと禁牧草地回復プロジェクトは水土流失整備のために採用された人工的整備と生態自然回復をリンクさせた主要措置である。
減反樹林回復プロジェクトは2002年に正式に全面実施された水土流失抑制、河川水害の根治、生態環境改善の根本的な解決策である。禁牧草地回復プロジェクトは2003年に実施され、プロジェクト実施の目的は、退化した草原を基本的に回復させ、天然草場を休ませて、その後家畜と草場のバランスを図り、草原資源の永続的利用を実現して、牧畜業の持続可能な発展に適合する草原生態システムの確保にある。
資料によると、中国第10次五カ年計画期の水土保持に投資した総額は122.6億元に達し、第9次五カ年計画期(1996~2000年)の総投資額の2倍となっている。水利部提供のデータでは、第10次五カ年計画期における水土流失総合整備面積は54万平方kmで、そのうち初歩的整備面積が24万平方㎞、初歩的回復面積が30万平方㎞となっている。
「チャイナネット」2006/06/05