北京から西蔵(チベット)自治区の拉薩(ラサ)に向かう特急列車「T27号」が1日夜9時30分、発車する。
高山地域での列車の旅を快適にするために、列車には微に入り細にわたる工夫が凝らされている。振動対策用のエアバック、紫外線防止用のフィルム、車両内の酸素量を制御する2方式の酸素共有システムなど、さまざまな設備が用意されている。また、車両が気密式のため、全車両とも禁煙という。車内の清潔を保つために、列車には廃棄物・廃水の回収設備も完備している。
写真(1):緑の壁、民族色溢れる装飾――。列車内装は蔵(チベット)民族の情緒たっぷりだ。
写真(2):真空式集便器が設置されたトイレの便器。汚物は終着駅で専用のバキュームカーで回収される。沿線への「垂れ流し」ゼロを確保する。
「人民網日本語版」2006年7月1日