2008年北京五輪のPRのために、北京出身の郭大浩さん(37)は今年から自転車に乗って五回目のワールドツアーをおこない、8月1日モスクワに到着した。
郭大浩さんは黒ずんでいる顔で、短い髪であり、スタミナたっぷりの人である。2006年5月北京を出発し、モンゴル経由でロシアに入国した。8月3日にベラルーシのミンスクへ向かった。「今後二年間に五大陸の50余国を通り抜け、2008年7月に朝鮮民主主義人民共和国を経由して帰国し、北京五輪の開催を迎えるつもりでいる。1999年から北京五輪PRのワールドツアーを始めたが、これまでの四回のツアーでは50余国に行ったことがある。自分の努力を通じて、世界各国の人々に2008年北京五輪をPRすることを願っている」と語った。郭大浩さんの名刺の正面と裏面には、中国語と英語で「中華人民共和国公民郭大浩」という鮮明な文字がプリントされている。
「自費の旅行家」である郭大浩さんは19歳の頃からワールドツアーのための準備をおこない、自転車に乗って国内の四川省、雲南省、西蔵(チベット)自治区でトレーニングをつづけ、その後のワールドツアーのために経験を蓄積することになった。
郭大浩さんのすべての荷物は20キロのナップザッグに詰め込まれている。中国の国旗「五星紅旗」とカメラ、ノート、シュラーフザックなどがその中に詰めこまれている。郭大浩さんのプランは北京五輪組織委員会にサポートされており、外国駐在の中国大使館は他の国へのビザ申請を含むさまざまな便宜を提供している。
「チャイナネット」 2006年8月4日