広東省は今年の増水期以降、台風4号など100年に1度の自然災害により、深刻な被害を被っている。台風5号と台風6号もその傷跡を深めた。この事態を受け、広東省は3日、被災者への労働技能訓練、市場メカニズムに基づく救援食料の発給といった初の試みからなる災害復興措置を打ち出した。
中国共産党広東省委員会の張徳江書記(中国共産党中央政治局委員)は梅州の被災状況を視察した際、災害により農地を失った農家や、住宅が全壊した家庭の35歳以下の労働者に対し、無料の職業技能訓練を提供すると表明した。省各地の民政部門が、各世帯を調査して条件を満たす該当者を確定。労働部門が人材と物資を調達して無料優先訓練を実施し、該当者の労働技能と就業競争力を早期に高め、出稼ぎを奨励・支援していく。またその間、被災者には臨時生活支援を提供する。
「人民網日本語版」2006年8月4日