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北京の歴史学界、小泉首相の靖国参拝に抗議

北京の歴史学者たちは16日午前、中国人民抗日戦争記念館で座談会を開き、日本の小泉純一郎首相が靖国神社を再び参拝したことに強く抗議し、小泉首相を厳しく非難した。

歴史学者らは「小泉純一郎氏による『8月15日』の靖国参拝は、第2次世界大戦のA級戦犯、および日本軍国主義による侵略の歴史への評価をくつがえそうとする露骨な意図を、いささかも隠すことなく表出したものだ」と指摘。「小泉純一郎氏が6年連続で靖国神社を参拝したことが、中日関係に現在の停滞、さらに後退をもたらした根本原因だ。日本側はこれに対し全ての責任を負うべきだ」と強調した。

中国社会科学院世界歴史研究所の湯重南・研究員は、靖国参拝に関する小泉氏の詭弁に反論し「言い逃れはできない。参拝は彼の政治人生におけるきわめて大きな汚点であり、歴史は小泉氏の悪質な行いを厳しく譴責するだろう」と述べた。

「前線」雑誌社の王新華・副編集長は「小泉氏は2002年に中国人民抗日戦争記念館を見学して戦争への謝罪を表明した。ところがその後、自ら前言をひるがえし、中国人民の感情を顧みずに靖国神社を繰り返し参拝した。このことから、小泉氏の謝罪は偽りで、彼がまったく信義の置けない政治家であることがわかる」と述べた。人民大学の李良志・教授も小泉氏の詭弁に反論した。

歴史学者らは一致して、小泉氏の靖国参拝に対する中国政府の立場を断固支持するとともに、日本政府要人に対し、靖国参拝問題の重大性と危険性を十分に認識するよう訴えた。また「被害国の人民と平和を愛する日本国民が団結し、A級戦犯を祭る靖国神社への日本政府要人の参拝という悪質な行為に一緒に反撃してこそ、中日関係の正常化を促進し、東アジアの平和と安定を守ることができる」と呼びかけた。

「人民網日本語版」2006年8月17日

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