「中国大陸部と台湾の都市芸術フェスティバル――都市文化相互訪問シリーズ(台北週間)」の文化交流イベントが2006年9月14日、北京で開幕した。これは、中国大陸部と台湾の間の初めての都市文化芸術交流をテーマとする総合文化交流イベントである。
中国文化部の関係責任者、北京市と台北市の文化部門の責任者および両市の数多くの文化業界の人びとが、北京の中山公園音楽堂で催された開幕式に出席した。台北市の文化局局長の廖咸浩氏があいさつの中で、文化芸術の交流の上では、人間の心はお互いにオープンなもので、台北と北京という二つの都市の間の文化相互訪問は、台湾と中国大陸部の人びとの心を疎通させるものとなるよう期待している、と述べた。
14日の開幕式の後、台北市立国楽団が中山公園音楽堂で、「民族楽器の調べ、両岸の琴」をテーマとする開幕公演を行い、豊かな中国の香りのあふれる民族楽器の演奏で、観客の熱烈な拍手を博した。
今回の芸術フェスティバルの内容は、都市文化トップフォーラム、エンターテインメント芸術の交流、青少年の交流及び美術館の交流など4つの部分からなる。
エンターテインメント芸術の交流の面では、5つの実力のある台北市の芸術団が北京の舞台で披露することになっている。美術館の交流の面では、9月15日から10月10日まで中国美術館で、「台湾の美術発展1950-2000」という展観が行われることになっている。この展観は、台北市立美術館によって企画され、1950年以来の台湾における美術発展の軌跡を呈するもので、中国大陸部と台湾の美術館の初めての大がかりな交流となる。
「中国大陸部と台湾の都市芸術フェスティバル――都市文化相互訪問シリーズ(台北週間)」の文化交流イベントは、中華文化連誼会、北京文化芸術基金会、北京海峡両岸民間交流促進会、中国美術館の共催によるものである。協力機関の中には、台北市文化局、台湾沈春池文教基金会なども含まれる。
「台北週間」の交流活動の後、主催側は招きに応じて、2006年10月16日から24日まで「中国大陸部と台湾の都市芸術フェスティバル――都市文化相互訪問シリーズ(北京週間)」の文化交流イベントに参加することになっている。
「チャイナネット」2006年9月18日