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「第二のロプノール」で水面が現れる

 

タリム川の「しっぽ」のところにあるタイトマ(台特瑪)湖は1972年にタリム川の流れが止まった後、次第に砂漠化したため、専門家の間では「第二のロプノール」と言われている。関係筋によると、目下、タイトマ湖の生態環境が改善され、30年ぶりに6平方キロメートルの広い水面が現れた。

 関係筋によると、流れが止まる前に、タリム川の下流は一時期ロプノールに流れ込んでいたが、その後、川筋が変わって南東方向の若羌県以内のタイトマ湖に流れ込むようになった。水の涸れたタイトマ湖の中心部はすぐに砂漠に埋もれている。専門家の見方では、タイトマ湖を救うためには、まずタリム川を救うことが必要だ、ということである。近年来、新彊の水利部門はタリム川の全流域を復活させるため、下流流域に緊急注水を何度も行った。2000年と2001年に、新彊の関係部門はボステン(博斯騰)湖の貯水量が比較的豊富になった時点に、3回もタリム川の下流に水を注ぎ込んだ。今では、タリム川下流の川沿い地区の絶滅に瀕していた植生がまた回復した。

 タリム川の下流は今年4回目の注水を迎える。6月から10月にかけ、ボステン湖の4億立方メートルの水をタリム河に注ぎ込む計画だ。

「チャイナネット」2002年6月27日