キンシコウの中日共同研究プロジェクトを延長
珍獣キンシコウの中日共同研究プロジェクトをめぐり、中国野生動物保護協会、北京絶滅危惧動物飼育繁殖センター、天津動物園はこのほど、今年で10年を迎えたプロジェクトをさらに1年半延長することを決めた。日本側のパートナー、神戸市側の要望を受け入れた。

共同研究は、天津動物園が1985年7月から4カ月、一つがいのキンシコウを神戸市王子動物園に貸し出し、大反響を呼んだことがきっかけとなった。92年5月から中国野生動物保護協会などが、一つがいのキンシコウを提供。神戸に運び、両動物園の研究者による共同研究が始まった。

共同研究の成果は目覚しく、翌93年初めにはメスが妊娠、中国国外で初めての子どもを出産した。その後10年にわたって中日の研究者は飼育、繁殖の研究を重ね、豊富な経験と貴重な資料を蓄積。また、日本側は中国の野生動物保護事業のために資金や機材を提供している。

「人民網日本語版」2002年7月24日


 
 
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