中日緑化協力が新たな段階に
日本海外林業コンサルタント協会の小沢普照会長は9月3日、寧夏回族自治区の霊武大泉の記念林を訪れ、中日緑化協力の「小渕緑化基金」プロジェクトの管理状況を視察した。この視察は、「小渕緑化基金」による寧夏の青少年を対象にした防砂林事業を通じた教育プロジェクトの推進を趣旨として実施された。

同自治区の趙廷傑副主席によると、江沢民主席が1998年に訪日し、1999年に日本の故小渕恵三首相が訪中した際に、植林と森林保護に力を入れるという共通認識の下で、民間ベースの中日緑化協力基金が発足した。

寧夏では、1989年以降、防砂林の造成、森林病害虫の防除などの森林保護で中日が技術協力を行い、島根友好林、黄河上中流域の記念林、「小渕緑化基金」などのプロジェクトが実施されてきた。これらのプロジェクトは、寧夏の4500ヘクタール余りの砂漠をオアシスに変えただけでなく、砂漠化防止での国際協力の成功例として挙げられている。

国家林業局国際協力交流センターの支持を得て、寧夏回族自治区林業局と日本海外林業諮問協会は、2001年に「小渕緑化基金」プロジェクトの実施に向けて契約を交わした。

「人民網日本語版」2002年9月4日


 
 
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