中国共産党はみずからの綱領と規約に基づいて、民主集中制の原則にのっとって組織された統一体である。「中国共産党規約」の規定に基づいて、年齢が満18歳の中国の労働者、農民、知識人およびその他の先進者で、党の綱領と規約を認め、党の一組織に参加し、その中で積極的に活動し、党の決議を実行し、期限どおりに党費を納める意思があるものは、中国共産党に加入することを申請できる。

中国共産党の中央組織は次の通り。

（1） 党の全国代表大会　全党の最高権力機関であり、５年ごとに一回開かれ、中央委員会がこれを招集する。その職権は、①中央委員会および中央規律検査委員会の報告を聴取し、審査する ②党の重要な問題を討議し、決定する ③党の規約を改正する ④中央委員会および中央規律検査委員会を選出することである。

（2）中央委員会　党の全国代表大会で選挙によって選出され、全国代表大会の閉会期間、全国代表大会の決議を実行し、党の活動全般を指導し、対外的に中国共産党を代表し、任期は毎期５年とする。

（3）中央政治局、中央政治局常務委員会、中央委員会総書記　中央委員会全体会議で選挙によって選出される。中央政治局とその常務委員会は、中央委員会全体会議の閉会中、中央委員会の職権を行使する。中央書記処は、中央政治局およびその常務委員会の執務機構である。中央委員会総書記は中央政治局会議と中央政治局常務委員会会議を責任を持って招集し、また中央書記処の活動を主宰する。中央軍事委員会の構成員は、中央委員会によって決定される。

中国共産党の地方組織には省、自治区、直轄市、区を設置する市、自治州および県（旗）、自治県、区を設置していない市および市管轄区の代表大会があり、５年ごとに１回開催される。上記の各クラス党代表大会によって選出された委員会の任期は毎期５年とする。企業、農村、機関、学校、科学研究機構、住民区、人民解放軍中隊およびその他の末端部門は、正式な党員が３人以上の場合、すべて党の末端組織を設置する。

中国共産党にはまた中央規律検査委員会が設置されており、その主な任務は、党規約およびその他の党内法規を守り、党委員会を助けて党風の建設を強化し、党の路線、方針、政策および決議の実行状況を点検することである。党の中央規律検査委員会は共産党中央委員会の指導のもとで活動を行い、党の地方各クラス規律検査委員会および末端規律検査委員会は、同じクラスの党委員会および上級規律検査委員会の二重の指導のもとで活動を行う。党の各クラス規律検査委員会の毎期の任期は同じクラスの党委員会と同じである。

2002年６月までのところ、中国共産党は6635万5000人の党員を擁し、350余万の末端組織がある。

中国共産党の中央機関紙は『人民日報』であり、党中央の刊行物は『求是』である。

「チャイナネット」2003/07/21