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中華人民共和国国家機構 |
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社会団体の機関
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社会団体は現代中国の政治的生活の重要な構成部分である。現在の中国の社会団体は準政府的性格をもつものである。「社会団体登録管理条例」の規定によると、社会団体の設置は必ず業務主管部門の批准文書を提出しなければならない。業務主管部門とは県レベル以上の各クラス人民政府の関連部門及び権限を授けられた組織のことを指す。社会団体は実際には業務主管部門の下に所属するものである。
現在、中国には全国的な社会団体が約2000ある。その中には行政編制あるいは事業体編制で、国の財政による支出を受ける社会団体が約200ある。この約200の団体の中で、中華全国総工会(労働組合)、中国共産主義青年団、中華全国婦女連合会は特別な政治的地位があり、社会において幅広い影響力がある。そのほか、16の社会団体の政治的地位は上記の団体には及ばないが、比較的特殊なものである。それは中国文学芸術界連合会、中国科学技術協会、中華全国帰国華僑連合会、中国作家協会、中国法学会、中国人民対外友好協会、中国国際貿易促進会、中国身障者連合会、宋慶齢基金会、中華全国ジャーナリスト協会、中華全国台湾同胞聯誼会、黄埔軍官学校同窓会、中国人民外交学会、中国紅十字総会、中国職員・労働者政治思想活動研究会、欧米同窓会である。以上の19社会団体の主要な任務、機構の編成および指導者のポストは中央機構管理部門によって直接確定される。社会団体は非政府組織であるが、大きな度合において一部の政府の職能を行使している。
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