気候 |
|
|
|
中国は世界最大の大陸――アジア大陸の東部に位置し、世界最大の海洋――太平洋に臨んでいるため、モンスーン気候が顕著である。さらに国土が広く、地形が複雑で、標高差が大きいため、さまざまな気候類型があり、南から北へと熱帯、亜熱帯、暖温帯、中温帯、寒温帯が分布している。このほか、青海・チベット高原は垂直型温度帯に属している。 |
気温 |
降水 |
大部分の地区は海洋性暖湿気流の影響を受けて、降水がわりに多いが、地域と季節によって異なり、東部は多く、西部は少なく、南東部から北西部に向かって次第に減少している。降水は夏季に集中しており、南部の雨季が長く、5月から10月に集中して降り、北部の雨季が短く、7、8の2カ月に集中して降る。降水量は、多い年と少ない年があり、年による変化が非常に大きい。 |
日照 |
ほとんどの地区は北回帰線以北に位置しており、冬は太陽の照射角度が小さいため日照時間が短く、太陽の光熱もわりに少なく、北になるほど少なくなる。夏は太陽が北半球に直射するため、太陽の光熱が多くなり、日照時間も長くなる。 |