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平原

中国の有名な平原は、東北平原、華北平原、長江中下流平原、珠江デルタ平原、河套平原がある。

東北平原

東北平原　東北地方の大興安嶺、小興安嶺と長白山の間に位置し、面積は35万平方キロで、中国最大の平原である。海抜は大部分が200メートル以下で、地勢は広大かつ平坦で、三江（黒竜江、嫩江、ウスリー江）平原、松遼（松花江、遼河）平原、松遼分水嶺、遼河平原が広がり、川沿いには沼が多い。

華北平原

華北平原　西は太行山から、東は海岸まで、北は燕山から、南は淮河まで続き、面積は30万平方キロ。黄河、淮河、海河などが運んできた泥砂が蓄積して形成され、黄淮海平原とも呼ばれている。平均海抜は100メートル以下で、地勢は低くかつ平坦で、地層は深くかつ厚く、肥沃な土地である。

長江中下流平原

長江中下流平原　巫山から東の海岸線まで、長江と支流の土砂の蓄積で形成された平原で、面積は16約万平方キロ。地勢は華北平原よりさらに低く、平均海抜は50メートル以下で、５メートル足らずのところもある。平原には河川が網の目のように縦横に走り、湖沼が多い。「物産豊かなところ」と呼ばれている。

珠江デルタ平原　

珠江デルタ平原　広東省の中南部に位置し、面積は約1万1000平方キロで、平均海抜は50メートル。河川が縦横に走り、丘があちこちに点在している。

河套平原

河套平原　内蒙古自治区と寧夏回族自治区の間の黄河沿岸に位置し、面積は２万4800平方キロで、平均海抜は約1000メートル。用水路が縦横に走り、灌漑が発達して「北国の江南」と呼ばれている。