G7外相会合、南中国海で我が物顔の米国を無視

G7が公然と日本を支持し、傍観者である第三者が、中日の係争に介入する日本の盟友になる。中国は感情的に、これに耐えられるだろうか?日本の立場は理解できる。米国の日本びいきも公然たる事実だ。それでは他国はどうだろうか?公然と中国を敵に回すことは、自国の戦略的利益に合致するだろうか?グローバル化した今日、価値観により同盟を結ぶならば、西側諸国には偏見、もしくは中国に対する冷戦時代の考え方が残されていると言わざるを得ない。

G7公开帮助日本,旁观的第三方变成了介入中日冲突的日本盟友,这让中国情何以堪?日本的立场可以理解,美国偏袒日本也是公开的事实。那么其他国家呢?公开和中国为敌--这符合自己的战略利益吗?如果是基于意识形态联盟,在全球化的今天,只能说西方国家存在意识形态偏见或者残存着对华的冷战思维。

正義は我にありと見える日本やG7外相、それから当然ながら今後のG7首脳らは、中国に対して集団的な偏見を持っており、事をより厄介にしている。中国から見ると、これは意図的な政治的包囲である。中国がいわゆる声明を蔑視することはなく、また関連国の核心的利益である主権問題で譲歩することもない。中日の構造的な食い違いは、こうしてさらに深まった。

看似公理在身的日本和G7外长们,当然也包括随后的G7领导人,对中国的集体有意识偏见,反而会使事情变得更糟。在中国看来,这是一场有预谋的政治围攻,中国不仅不会蔑视所谓的声明,也不会在攸关国家核心利益的主权问题上退让。中日结构性矛盾,又加深了一层。

日本が仲間を抱き込み中国に対処することには意義がない。釣魚島の主権にせよ、東中国海の油田問題にせよ、主権と管轄権を巡る経緯と現実的な係争について、日本と米国はよく理解している。大声をあげ、仲間を抱き込むことで中国に圧力をかけ、自国の目的を達成するならば、東中国海と南中国海の対立の収拾がつかなくなるだろう。

日本连横合纵对付中国,没有意义。何况,钓鱼岛主权也好,东海油气田争议也罢,相关主权与治权的历史由来和现实争议,日本明白,美国也心知肚明。以声音大或拉盟友的方式向中国施压,以达到自己的目的,恐会使东海和南海的冲突变得更加难以收拾。

日本と米国は「爪を隠した鷹」の中国に慣れているが、中国の常態的な海洋権益の主張に対しては、それほど慣れていないようだ。そこで米国はアジア太平洋リバランス戦略を打ち出し、東中国海の日本と南中国海のフィリピンなどに中国を阻止させている。しかも米国は中国の南中国海の軍事化を口実に、中国が米国の航行の自由を妨げていると称している。

当日本和美国习惯了中国曾经的韬光养晦,对中国常态的海洋权益诉求似乎不那么适应。于是美国出台了亚太再平衡战略,让东海的日本和南海的菲律宾等国阻止中国。而且,美国还以中国军事化南海为理由称中国妨碍了美国的航行自由。

米国の艦船、航空機、さらには空母艦隊も依然として南中国海を我が物顔で航行しており、さらには中国の南沙諸島における核心的エリアに接近している。米国の航行が自由であるばかりか、中国の沿海海域に接近し武力誇示できるほど自由であることが分かる。

其实,美国舰船、飞机乃至航母舰队,依然在南海横行恣肆,甚至跑到了中国南沙群岛的核心区域。可见,美国航行不仅是自由的,而且自由到了跑到中国海疆的“一米线”内耀武扬威。

それならば、中国が自国の島礁の領土に灯台を建設し、防御目的の武器を配備することに異論はないはずだ。

既然如此,中国在自己的岛礁领土上修建灯塔设施、甚至部署防御武器也都无可争议了。

西太平洋の島嶼の主権を巡る係争が公然たる事実になっているが、これは悪いこととは限らない。米国が日本や東南アジア諸国を後押しし中国に対処するにせよ、米国が自ら出陣し中国と対立するにせよだ。また日本のようにG7という場を借りて中国を批判しても、地域の主権を巡る係争を解決できない。

西太平洋的岛屿主权争议已经公开化和明朗化,这未必是坏事。无论美国在背后支持日本或东南亚国家对付中国,或者美国亲自上阵和中国对峙。抑或像日本那样借力G7平台指责中国,都无法破解这一区域的主权争议。

中国の東中国海および南中国海における海洋権益を認め、中国包囲網を解くことが、米国と日本の正しい選択だ。

承认中国在东海和南海的海洋利益,放弃对中国的抢逼围,才是美国、日本的正确选择。

 

2016年4月13日

     1   2