「日本の民衆の熱烈な歓迎が今も印象に残っています。その中でも最も熱烈に私たちを迎えてくれたのは、前年の訪中活動に参加した日本青年でした」と訪日団のメンバーの一人であった倪健さんは当時を振り返った。それ以降も、倪健さんは数度日本を訪れているが、その度にあの交歓活動の参加者として中国を訪れた人々に出会うと言う。青年時代に外国を訪れ、その国の人々の温かさに直に触れた者は、その感激を生涯忘れない。それが招かれてのことならば、尚更であろう。倪健さんが日本で出会った人々も、あの訪問活動を話題にするだけで、隔たった時間と距離を忘れ、心を開いてくれるのだそうだ。
1984年に日本青年3000人が訪中して以来、中日の青年交流は両国の伝統となり、今日に至っても続いている。