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色白の丸顔に大きな二重の目、笑ったときの口元がアニメのキャラクターのように愛らしい福原愛選手は、試合会場以外でも中国の卓球ファンに人気がある。「磁娃娃(磁器の人形)」は、中国では色白の美少女に対する愛称である。中国メディアは、ゲームに負けては涙を流す可愛らしい福原愛選手に「磁娃娃」のニックネームを贈った。現在、中国の卓球ファンの間で「磁娃娃」は、福原選手専用の愛称になってしまった。

福原愛選手は5歳の時から中国での卓球修行を開始し、韋晴光、呂林、陳竜燦ら中国のコーチの指導を受けた。このため、「磁娃娃は、日本生まれの中国育ち」と、彼女のことを表現するメディアもある。

中国で開催された第48回卓球世界選手権に出場した福原選手は、日本を離れる前日の2005年4月23日、駐日中国大使館に王毅大使を訪ね、長年指導してくれた中国のコーチに対する感謝の気持ちを表した。この日、福原愛選手は中日両国の国旗がプリントされたスポーツウエアを着用し、記者に向かって自らが書いた「中日友好」の四文字を示した。機転の利く少女は中国の卓球ファンに対し、「中国の観客の皆さんは中国チームだけでなく、私にも拍手してくださいね」と、小さな要望を出している。

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