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相互不信、中日経済関係を制約する理由に

現在の中日関係に言及するならば、経済面ではまずまずの局面が現れているが、両国の巨大な協力のポテンシャルに比べると、この状態はそれほど思わしいものではないといえよう。どうしてこのような見方をするのかというと、周知のように、昨年の中日貿易額は2000億ドルの大台を突破した。しかし、これは中韓貿易及び中国・ASEAN貿易の発展の勢いより、それほど速く発展しているものではないと見られている。2006年の中韓貿易額と中国・ASEAN貿易額はいずれも1600億ドルを上回っており、2008年の中韓貿易総額は2000億ドル以上にのぼると見られている。

1993年の朱鎔基元副総理の訪日の際、「現在の中日貿易額は300億ドルである。これははるかに足りないといえる。中日両国のこれからの貿易総額は3000億ドルを上回るべきだと思う」、と日本の経済界の人々に語った。朱副総理の話は万雷の拍手を博した。

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2007