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両国の環境保全とエネルギー分野の協力に触れた際、福田首相は次のように述べた。環境とエネルギーは日中両国の重要な協力分野である。省エネと環境改善の面で、日本は自国が持つ技術、知識及び経験を生かし、政府と民間が共同で、火力発電所の効率の向上、水汚染の防止、リサイクル経済の発展などの分野における協力を推し進めていくことになっている。

福田首相はまた、日本は謙虚に過去の歴史を認識し、平和国家の道を引き続き歩み、こういった基礎の上で未来に向かう日中関係を発展させる。そのため、日本政府は両国の相互理解と信頼の増進のために努力していると語り、今年は「日中文化スポーツ交流年」であり、9月に北京で「中日民間文化祭」などのイベントが催された。来年は「日中平和友好条約」締結30周年にあたり、両国は来年を「日中青少年友好交流年」にすることで一致した。来年は日中関係が飛躍的な発展を遂げる年になるよう期待していると語った。

中国の経済発展について、福田首相は次のように述べた。中国経済の発展は日本及び国際社会にとってよいチャンスであり、日本経済の発展にとっても非常に重要なものである。日中両国の相互補充関係が日増しに深くなっており、現在、それは双方にとって不可欠なものとなっている。中国は日本にとって最大の貿易パートナーであり、日本は最大の対中投資国である。同時に、日中両国は国際社会に強く影響を与えているので、経済分野における両国の交流・協力をさらに強化することは、両国経済の健全な発展、アジアひいては世界の安定・発展にとって重要な意義を持っている。

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2007