日本の安倍晋三首相は8日夜、北京で記者会見し、「過去、日本がアジア諸国人民に大きな災難と苦痛を与えたことに対して深く反省し、今後、平和国家としての歩みを続けていく」と述べた。
安倍首相は、歴史問題について、「日本はかつて、アジア諸国の人民に対して、多大な損害と苦痛を与え、傷跡を残した。このことに対する深い反省の上に、戦後60年の平和国家としての歩みがある。この歩みは、これからも変わることはない」と表明した。
中国との関係について、政治と経済を車の両輪にたとえ、「この両輪をそれぞれ力強く動かしていくことによって、中日関係を高い次元に高め、全世界の課題の解決に取り組む戦略的互恵関係を築いていく」と述べた。
安倍晋三首相は8日午後、北京入りし、首相に就任してから初めての中国訪問を行ったもので、また、9日午前、北京を離れ、韓国を訪問するためソウルに向かった。
「CRI」より2006/10/09