日本の安倍首相は8日と9日の両日、中国を公式訪問したが、ロシアやシンガポールのメディアは、安倍首相の中国訪問を高度に注目している。
ロシアのタス通信は、「中国と日本は8日発表した共同コミュニケで、中日関係は両国にとって最も重要な両国関係の一つであると表明した。双方は、共同の戦略利益を踏まえ互恵関係を構築するため努力することに同意した」と報道している。
ロシア通信は、その報道で「中国の指導者は、両国関係の発展における歴史問題の解決が果たす重要な役割を強調した。中国と日本の双方は、中日関係はいま重要な発展段階にあり、アジアと世界の平和と安定の維持にとって重要な意義があると共に認識している」としている。
シンガポールの新聞「聯合早報」は9日の紙面で、「中国は、安倍氏の首相就任後2週間もたたないうちに、安倍首相を中国訪問に招いた。これは、中国の指導者が実務的、かつ柔軟性のある姿勢を示していることの現れである。中日関係の発展は、純粋な二国間の往来だけではなく、東アジアの安定と国際情勢の安定に深遠な影響を及ぼすだろう」と述べた。
「CRI」より2006/10/10