中国の伝統的な節句で、墓参りの日とされる清明節(4月5日)を前に、湖南省常徳市中心部では、市民や各学校の学生・生徒ら計1万人以上が「常徳会戦」の戦死者を記念する墓地「常徳作戦烈士公募広場」を訪れ、戦死者や細菌戦争の犠牲者を追悼した。
常徳市では1941年、旧日本軍による細菌戦でペスト菌がばら撒かれ、多数の一般市民が死亡した。1943年11月2日~12月20日には、旧日本軍10万人と中国軍20万人による「常徳会戦」が行われた。同会戦は、抗日戦争の主要な戦いの一つに数えられる。
「人民網日本語版」2005年4月4日